パワーリフティング

三土手大介監修『究極のスクワット理論』はスクワットの概念を変えます

どうも。ひょろガリーマン(@30muscle)です。

「もし、ウエイトトレーニングの中でどれか一種目しかやったはいけない、と問われたら私は間違いなく『スクワット』と答えるでしょう」

この一言から始まる、三土手大介さんの『究極のスクワット理論』。

スクワットというと、脚が太くなるからという理由でやらなかったり、最近ではあえて脚を鍛えないことで上半身を大きく見せるなんていう人もいるそうですが…

本当にそれでいいんですか?

『究極のスクワット理論』を見たら、そのように強く言いたくなります。

かくいう私も最初の頃は脚が太くなるから、つらいから、という理由でスクワットを避けていました。

しかし、それではダメだと始めたスクワット。

現在では情報が氾濫しているので、いくらでもスクワットの解説記事、動画は見つかるので自分なりにいろいろと試してきて、ようやく固まってきた…あとは回数を重ねて扱える重量を上げていくだけだ、と思っていましたが…

アマアマですね。大甘でした。

高重量が扱えないのはトレーニング歴、つまりはスクワットに必要な筋力の問題もあるでしょう。

しかし、『究極のスクワット理論』を見ると、そもそも認識自体が間違えていたと思い知らされます。

伸び悩んでいる方、あるいは現時点で自分の体重に対して高重量を扱えていないという方は絶対に見るべきです。

『究極のスクワット理論』では以下の6項目が紹介されています。

  1. 身体とシャフトの○○○を出せ
  2. ○○○の上に常にシャフトを
  3. ○○○にシャフトを上下させる
  4. ○○○は常に抜かない
  5. 体幹部や腹圧は絶対に○○○しない
  6. 動作の流れは○○○

これの前には30分ほどのスクワットの基礎が。

○○○はネタバレになってしまうので伏せてそれぞれを紹介します。
(○○○はDVDを購入して確認をしてください)

また、現時点ではあくまでもDVDの内容を見た感想になるので、実践はまだしていないことは先にお伝えしておきます。

実践したらまた別記事で紹介します。

基礎編

スクワットの基礎なんてネットの情報やトレーナーの指導でわかっているよ!という方が多いかもしれませんが…

おそらく、8割あるいは9割の方がそもそも基礎の部分を正しく行えていないのでは?と思ってしまうぐらい細かい部分まで解説されています。

  • ラックの高さ設定
  • 担ぎのグリップ
  • 手幅
  • ステップバック
  • シャフトの挙げ方
  • 最適なスタンス
  • ノーベルトがいいかベルトをしたほうがいいか
  • 呼吸の仕方、適切な呼吸の探し方
  • 目線

自分は普段はこうやっている、というのはほとんどの人が言えるでしょう。

では、それを正確に説明できるか、そもそもそれが合っているのか?と問われたら、おそらく自信を持って「はい!」と言える人は限られるはずです。

かくいう自分も手幅や目線、呼吸はいろいろ試していまの形になっていますが、こういう理由でそうしている、とは言えない状態でした。

しかし、この基礎編を見たことで、それぞれが「なるほど」と納得がいきました。

究極理論以前に、まずはここから意識し直す必要がある、と感じた内容です。

1.身体とシャフトの○○○を出せ

これを実現するのは、そもそも正しい担ぎ方ができる必要があります。

基礎編でも少し触れている内容が正確に行えているかがポイントになります。

ここを間違えると、動きが悪くなってしまうので、自分なりにどこがベストかを探す必要がある項目です。

また、グリップについても解説。

スクワットをするとき、サムレスグリップとサムアラウンドグリップ、人によって採用するのが異なりますが、どっちがベストか、またどうしてそうなのかもここで解説されています。

ラックの担ぐ高さもここでしっかりと教えてもらえます。

2.○○○の上に常にシャフトを

これは言葉にすると物凄くシンプルですが、なるほどなー、と目から鱗の内容です。

ここをしっかりすることで身体が安定するとのこと。

安定とはなにかについては『究極のデッドリフト理論』でも出てくる内容が出てきます。

『究極のデッドリフト理論』も見ていると、それだけこの意識が大切だということを改めて知らされます。

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3.○○○にシャフトを上下させる

これはおそらく自分も上手くできていない内容です。
次回のトレーニングで確認してみよう、と思いました。

ここを言語化して解説している記事や動画は見たことがないので、しっかりと意識してできている人は少ないと思います。

思い返してみると、この動きがキレイな人はジムでも見たことがない気がします。

これを解決するには、究極理論2をしっかりと意識すること、とのこと。

また、ここでは関節を使う順番についても解説をされています。

どの順番で関節を動かすのがいいの?と思っている人にとってはこの項目だけでかなり勉強になるはず。

余談ですが、編集ミスか、『○○○にシャフトを上下させるの解説』が2回表示されます。笑

4.○○○は常に抜かない

この○○○は『究極のデッドリフト理論』でも出てきたワード。

スクワットの場合、3箇所抜けてしまうポイントがあり、その解説もされています。

3個目の項目は言われてみると確かに、と。
これも思い返してみるとできていない人が多いな、と気づかされます。

かくいう自分は…?
これも次回のトレーニングで要チェックです。笑

また、二人組である必要がありますが、抜けているかどうかを確かめる方法も紹介されています。

協力してもらえる人がいる場合はこれも試してみましょう。

5.体幹部や腹圧は絶対に○○○しない

これは項目を見た時点でこうだろうな、と思い、結果からいうとやはり…ではありましたが、自分の常識とはまったく違うものだったので、「ドヤッ!」という感じではなく「マジか…」という感じです。

これは教科書通りやっている方はほぼ間違いなくこれをやっています。

つまり、究極理論と真逆のことをやっているということです。

この究極理論5については、1~4をしっかりできていれば問題なくできるとのことですが、そもそも意識し直す必要があるので、最初は上手くできないかもしれません。

これができることで動作のキレが出るということなので、絶対に極めなければいけない内容です。

ノーベルトトレーニングについても解説されています。

6.動作の流れは○○○

スクワットでこの動作は大切、という内容。

『究極のデッドリフト理論』ではあるワードがあえて解説されていないのですが、その理由がこの究極理論6で明らかにされます。

これを実現するために大切な要素もしっかりと解説されています。

この要素については人によって違うので、自分に合ったやり方でやるようにしましょう。

自分はこっちだな、とDVDを見ながら思いましたが、ここがはっきりしない場合は一度どっちがいいかを試してみるのがいいと思います。

まとめ

スクワットというと脚のトレーニングと思ってしまいがちですが、これを実践することで全身の筋力が向上するということなので、普段のトレーニングから外しているという方は導入した方がいいです。

これから始める方はもちろん、すでにスクワットを実践しているという方は、たとえパワーリフティングの大会を目指しているとかではなくても、『究極のデッドリフト理論』を見て正しいフォームを学んでから次回のトレーニングに取り組むことをオススメします。

ちなみに、最後は三土手選手の生涯ベストである325kg×8回という映像で締めくくられています。

それを見るだけでも十分価値があります。笑

『究極のスクワット理論』の詳細はこちら